「リフレーミング」という言葉を聞いたことがありますか?
この問いを体験会でなげかけると、反応は本当に人それぞれです。「はじめて聞いた」という方もいれば、「聞いたことはあるけど…」という方、「知ってます、よく使います!」という方まで。
知らない方や、名前だけ知っているという方には、こう説明しています。
コップに水が半分入っています。「半分しかない」と見るか、「半分もある」と見るか。事象そのものは変わらないのに、捉え方を変えることで、見える世界が変わる。それがリフレーミングです。
「あ、それ聞いたことある!」とうなずいてくれる方が、とても多いです。
カードゲームで、「本当の理解」が試される
私たちが開発したカードゲームでは、『短所を長所に言い換える(リフレーミングする)こと』をテーマに遊びます。
ゲームを観察していると、おもしろいことに気づきます。
リフレーミングに慣れている方は、どんどんカードを取れる。でも、あまり馴染みのない方は、なかなか取れない。なぜでしょう?
そこには、2つの「よくある落とし穴」があります。
落とし穴①「逆の意味」を探してしまう
「言い換えて」と言われると、「反対語を探せばいい」と思ってしまうことがあります。
たとえば「要領が悪い」のリフレーミングは? という問いに対して、「要領がいい」を選んでしまう。
でもそれは、言い換えではなく、逆の意味です。リフレーミングとは違います。
このカードが正解にならなかったとき、多くの方がはたと止まります。「え、なんで? 逆じゃないの?」――その瞬間が、実は学びの入り口です。
落とし穴②「構成要素」に分解してしまう
もうひとつのパターンは、短所そのものを見るのではなく、その短所を持つ人の特徴を並べてしまうこと。
「頑固」という短所のリフレーミングは? という問いに対して、「エネルギーがある」「負けず嫌い」などを選ぶ。
確かに、頑固な人にはそういう側面もあるかもしれません。でも、それは「頑固」そのものの言い換えではなく、関連する要素の列挙です。
「頑固」をリフレーミングするなら、その本質に向き合います。「一度決めたことを曲げない」「自分の信じる道を一途に進む」「こだわりが強い」――これが、全体をそのまま捉え直した言い換えです。
逆ではなく、要素でもなく、全体を丸ごと見直す。それがリフレーミングです。

ゲームの中盤、何かが変わる瞬間
不思議なことに、ゲームが中盤を過ぎてカードの枚数が減ってくると、雰囲気が変わります。
「あ、こういうことか」と、少しずつ腑に落ちていく様子が伝わってくるのです。教えてもらうのではなく、遊びながら自分で気づいていく。これが、このカードゲームを作った理由のひとつです。
リフレーミングは、言葉だけの話ではない
リフレーミングは、「言葉の言い換え」だけに留まりません。状況そのものをリフレーミングすることもできます。
いつもと違う角度から物事を見てみると、今まで気づかなかったことが見えてくることがあります。語彙が増えるだけでなく、選択肢が増え、行動の可能性が広がっていく。
行き詰まったとき、困ったとき。ぜひリフレーミングという視点を思い出してみてください。
リフレーミングを「遊びながら」体験できるカードゲーム「リフかる」の体験会も行っています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。


