聴けなくて、話したくて。

今、「聴く事で関係性を作る」という事を考えています。

それを考えると思い出すエピソードがあります。きっと誰にでもある、よくある事だし、わざわざ取り上げるほどの事でもないのかもしれません。
私にとっては、大切な出会いだけれど苦い思い出でもあるのです。

それは、30代も中頃の事。ある人の紹介であるビジネス交流会に参加できる事になりました。このビジネス交流会は、こじんまりとした20人規模のアットホームな所で、紹介されなければ入る事ができない場でした。

ここには、色々な士業の方や営業、様々な業界の人達が集まる場で、普段の生活では出会えない人達が集まっていました。ビジネス交流会ですから、本来なら仕事における交流を広げていく場だったはずなのです。

でも、この会はとてもフレンドリーで、私にとってはとっても話しやすい人達ばかり。物おじしない私は、すぐに場に馴染んでいきました。仕事柄もあるでしょうが、ある意味場を作る、言葉は悪いですが場を支配する事が好きだったんだと、今なら思います。嫌な奴ですね(笑)。

だから、私は初回からたくさんお話が出来ました。ビジネス交流会というより、単なる飲み会のようなのりになっていったんですね。その場にいるのが楽しくて、飲み会に行く気分でよく参加していました。気づけば、その会の中心的メンバーの一人になっていました。回を重ねるごとに、次第に参加者が減り、最後はいつものメンバーで4~5人が集まる会になってしまいました。そして、無くなってしまった会。

この会は、私にとって自分を解放する場、それが出来る会になっていたんです。

この事から、「ああ、私がこの会を衰退に追い込んだかもしれないな」と思っています。もちろん、私ひとりのせいではないです。いつものメンバーが幅をきかせて、新規で来る人が楽しめない場になっていたかもしれません。

話す量、バランスって大切だなと思うエピソードです。

私が、コーチングを学ぶ前の出来事ですから、いまなら、こんな聴き方はしないです。もっと、相手の話を聴けたら良かったと思います。

この時の私は、「自分」に意識が行っていました。常に、何事も何を考えるにも「私」が出てきていました。この場にいる「私」は、どう居たいのか、何が大切なのか。

今だったら、もう少しこの会が進みたい方向に向かって、その場に居る事ができると思います。この会の存在価値や意味を理解して、何を聴き何を話し、誰と共に時間を過ごし、どう関わっていくのか。

若気の至りと言えば、それまでだけれど、この体験が今の私を作っているし、大切なエピソードで、ここで知り合った人たちに今も繋がっている事、出会ってくれた事に感謝しています。

聴けなくて、ごめん。

話す事ばっかりで、ごめん。

そんなエピソードです。
ただ聴くだけではない。聴き方を考える。
あなたなら、どんな聴き方をしますか。

“聴けなくて、話したくて。”. への1件のコメント

  1. […] 先日アップした「聴けなくて。話したくて。」のブログの続きになります。 […]

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